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RAIDの再同期(リビルド)速度を速めたい

RAIDの再同期(リビルド)の完了までの速度を速めたい場合、
RAIDの再同期優先度を変更すると、
再同期速度を速める事が可能となります。
RAIDの再同期優先度とは、各 RAID グループ に対する
RAID リビルド、移行、スクラビング、同期、
の最低保証速度を指定する事が可能となります。
■サービス優先(再同期速度 最小)
NAS の動作と I/O を優先RAID 動作の
実行中でもNAS がスムーズに使えるようにします。
その代わり、RAID再同期の速度(優先度)が低下致します。
■ 再同期優先(再同期速度 最高)
RAID 動作が素早く実行されるようにしますが、
NAS のストレージ性能に影響があります。
※ファイルの読み書きや、アプリケーションの動作速度が低下致します。
リビルド中にデータにアクセスなどを行う場合は、
デフォルトの中速度のままご利用頂く事を推奨致します。
注記:実際の再同期速度は NAS の CPU 性能、現在の I/O 動作、ディスクタイプによって変わります。
[RAIDの再同期優先度設定方法]
再同期優先度は再同期中でも設定変更可能となります。
1.WebUI内のストレージ&スナップショットを起動します。
2.ストレージ&スナップショット内の右上の歯車マーク(グローバル設定)を開きます。
3.開きますと、グローバル設定項目が出てきます。
4.ストレージ内のRAID再同期優先度(リビルド、移行、スクラブ、同期)を
確認します。
5.表内の優先度より、サービス優先(低速)・既定(中速度)・再同期優先(高速)を選択頂けます。
サービス優先(低速)・・システムはリビルド、移行、スクラビング、
同期の速度を制限し、最適なサービス性能と品質を
確保する為、RAIDを同期させます。
既定(中速度)・・・・・標準動作です。
再同期優先(高速)・・・システムは自動的にディスクの速度に応じて動作性能
を最適化し、RAIDリビルド中のディスク障害が
引き起こすデータ損失リスクを減らすよう短時間で
重要なRAID動作を実行します。
6.設定が終わったら、適応を押下します。
Last update: 2021/12/02