QuDedupは、HBS3で追加された機能で、ソースレベルで冗長データを削除するテクノロジーです。

ソースベース(バックアップ元側)の重複排除でバックアップ業務を強化し、ファイルサイズを最適化することで時間とストレージ容量を削減、バックアップデータのサイズを最大75%まで縮小します。

初回の重複排除処理にはやや時間を要しますが、データの重複を排除することでその後のバックアップ処理を高速化できます。

ブロックレベルの重複排除とデータの暗号化をサポート、データはパッケージ化されてプレビュー不可能なQNAP重複排除ファイル形式(.QDFF)に変換され、デフォルトのQDFFフォルダーに保存されます。

QuDedupは、データの重複性が高いバックアップに適しており、図や文などの業務ファイルや仮想マシン(VM)、ISOファイルがあるNAS環境にも応用できますが、動画ファイルが大半を占めるNASには適さないことに注意してください。

QuDedupでバックアップをすると、バックアップデータはこのように.QDFFフォルダとして保存されます。

外出先などからバックアップデータにアクセスできる場合は、QuDedup Extract Toolを利用することで目的のデータを抽出することが可能です。