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サービス低下モードとは?
サービス低下モードとは、RAID1やRAID5、RAID6など
冗長性を備えたRAID構成となっている場合、1本または2本の
ディスクに障害が発生し、正常ではないディスク本数で
運用している状況を言います。
サービス低下モードのまま運用することも可能ですが、さらに
ディスク障害が発生した際など、構築したRAID構成に必要な
ディスク本数を満たさない状況となった場合、復旧が不可能と
為りますので、早急なディスク交換が必要となります。
各RAID構成時の必要ディスク本数について
RAID1 正常時:2本 サービス低下モード時:1本
2本目に障害が発生した時点でRAIDアレイが破綻します
RAID5
正常時:3本以上
サービス低下モード時:正常時のマイナス1本
2本目に障害が発生した時点でRAIDアレイが破綻します
RAID6
正常時:4本以上
サービス低下モード時:正常時のマイナス1本または2本
3本目に障害が発生した時点でRAIDアレイが破綻します
RAID10
正常時:4本以上
サービス低下モード時:状況によって異なる
(N本によるRAID構成:N/2~N-1本)
2本ひと組のRAID1を複数構成して、RAID1グループでRAID0のアレイを構築していますので、異なるRAID1グループに属するディスクであれば、N/2本までの冗長性を確保しますが、同じRAID1グループのディスクが同時に故障した場合は、その時点でRAIDアレイが破綻します
Last update: 2014/10/27