• ポートトランキングの設定方法(ファームウェア4.3.X以降)

アンサーID : 005797

Q

ポートトランキングの設定方法(ファームウェア4.3.X以降)

A

ポートトランキングの設定方法は以下の手順です。

 

  1. NASのWebUIにログインし、コントロールパネル > ネットワークサービスとファイルサービス > ネットワークと仮想スイッチ > インターフェイス > ポートトランキング > 追加 > トランキングしたいアダプターにチェックを入れ「次へ」
     
    005797_001 
     
     
  2. ポートトランキング(追加)の画面で、スイッチのタイプを選択し「次へ」
     
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  3. トランキングモードを選択し「適用」
     
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各トランキングモードは下記を参考にしてください。

 

フィールド 説明 必要なスイッチ
Balance-rr 
[Round-Robin]
(Balance-rr [Round-Robin] (2つのNAS間の直接接続またはマネージドスイッチを使用することによってサポートされています))
ラウンドロビンモードは2つのイーサネットインターフェイス間の汎用負荷分散に最適です。このモードは、最初に利用できるスレーブから最後のスレーブまで、順番にパケットを送信します。Balance-rrは負荷分散と耐障害性を与えます。 静的トランキングをサポートします。静的トランキングがスイッチで有効になっていることを確認します。
Active-Backup
((一般スイッチを使用することによってサポートされています))
アクティブバックアップではイーサネットインターフェイスが1つだけ使用されます。第1イーサネットインターフェイスが正しく機能しない場合、第2イーサネットインターフェイスに切り替わります。ボンド(結束)内の1つのインターフェイスだけが有効になります。スイッチを混乱させることを避けるため、ボンドのMACアドレスは外部では1つのポート(ネットワークアダプター)にのみ表示されます。アクティブバックアップモードは耐障害性を与えます。 一般スイッチ
Balance-tlb
[Adaptive Transmit Load Balancing]
((一般スイッチを使用することによってサポートされています))
Balance-tlbは、特別なスイッチを必要としないチャンネルボンディングを使用します。送信トラフィックは、各イーサネットインターフェイスの現在の負荷(速度と比較して算出)に基づいて分散されます。受信トラフィックは現在のイーサネットインターフェイスにより受け取られます。受信イーサネットインターフェイスに障害が発生した場合、障害が発生した受信スレーブのMACアドレスを他のスレーブが引き継ぎます。Balance-tlbモードは負荷分散と耐障害性を与えます。 一般スイッチ
Balance-alb
[Adaptive Load Balancing]
((一般スイッチを使用することによってサポートされています))
Balance-albはBalance-tlbに似ていますが、入ってくるIPV4トラフィックの再分散も試行します(IPV4の負荷分散を受け入れます)。このセットアップは、特別なスイッチのサポートまたは構成は必要としません。受信負荷分散は、ローカルシステムにより送信されるARP交渉により達成され、サーバーのハードウェアアドレスについて異なるピアで異なるアドレスが使用されるように、ボンド内のイーサネットインターフェイスの1つの一意のハードウェアアドレスで送信元のハードウェアアドレスが上書きされます。このモードは負荷分散と耐障害性を与えます。 一般スイッチ
Balance-xor
((マネージドスイッチを使用することによってサポートされています))
Balance-xorは、イーサネットインターフェイス間の送信パケットを分割することでトラフィックを分散します。可能なときに、特定の送信先に同じイーサネットインターフェイスを使用します。選択した送信ハッシュポリシーに基づき送信します。既定のポリシーは、送信元MACアドレスと送信先MACアドレスが連結されるレイヤ2で動作するシンプルスレーブカウントです。xmit_hash_policyオプションを介して代替の送信ポリシーが選択される場合があります。バランスXORモードは負荷分散と耐障害性を与えます。 静的トランキングをサポートします。静的トランキングがスイッチで有効になっていることを確認します。
Broadcast
((マネージドスイッチを使用することによってサポートされています))
ブロードキャストはすべてのネットワークインターフェイスでトラフィックを送信します。このモードは耐障害性を与えます。 静的トランキングをサポートします。静的トランキングがスイッチで有効になっていることを確認します。
802.3ad dynamic
[Dynamic Link Aggregation]
((マネージドスイッチを使用することによってサポートされています))

ダイナミックリンクアグリゲーションは複雑なアルゴリズムを使用し、速度とデュプレックスの設定によりアダプターを集約します。802.3ad仕様に基づき、アクティブアグリゲーター内のすべてのスレーブを利用します。ダイナミックリンクアグリゲーションモードは負荷分散と耐障害性を与えますが、IEEE 802.3adをサポートし、LACPモードが適切に構成されているスイッチを必要とします。

802.3adトランキングのハッシュポリシーを選択します:

レイヤ2 (MAC) –すべてのマネージドスイッチと互換性があります(デフォルト)。

レイヤ2+3 (MAC+IP) –すべてのスイッチでサポートされていません。サポートされている場合、パフォーマンスが向上します(推奨)。

802.3ad LACP (802.1 AX-2008)をサポート
005797

Last update: 2017/09/27

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