ダイヤミック株式会社
仮想化によるサーバー統合で、QNAP Turbo NAS『TS-879U-RP』上にHyper-Vのフェイルオーバークラスタを構築し、BCP対策を推進
ダイヤミック株式会社は大正時代から続く感光紙等販売の老舗で、現在は三菱製紙グループの一社としてCTP (製版機)・ 製版材料及び印刷に関わる各種ソリューション、各種インクジェット用紙、写真用印画紙・処理剤、プロジェクタ用 スクリーンフィルム等の販売・技術サポートを行なっています。
ダイヤミックでは、2009年の基幹システムの刷新を機にMicrosoft Hyper-Vによる仮想化でサーバーの統合を行い、 同時に老朽化していたファイルサーバーも統合しました。ファイルサーバー用のストレージについては、予算の都合もあり、 国産のiSCSI対応の低価格NASを導入しましたが、手動でのサーバーの切替が必要になるなど、運用には課題が残りました。
本社移転を機に、QNAP Turbo NASを導入
2012年の両国への本社移転の際、本社サーバーをデータセンターへ移転すると共に京都のサーバー群の更新を実施し、 ストレージとしてQNAP Turbo NASを採用し、東京と京都のデータセンターにそれぞれ『TS-879U-RP』を導入、 Hyper-Vによるフェイルオーバークラスタを構築しました。
導入の経緯について、プロジェクトリーダーの管理部 奈須氏に話を伺いました。
『ファイルサーバーをHyper-Vで統合した当時、採用した国内ベンダーのNASがHyper-Vによるフェイルオーバークラスタに対応しておらず、 サーバーの切替の自動切替が実現できずリスクを抱えた状況での運用になってしまいましたが、QNAP Turbo NASに入れ替えることで 自動切替の運用に移行する事ができました。
QNAP Turbo NASは国内ベンダーの低価格NASと比べ、同等価格帯でありながら、仮想化への対応や性能面で優れていました。 また、製品ラインアップも充実しており、特にラックマウント製品の選択肢は豊富で、データセンターに設置するNASとして最適でした。 クラスタリングにも問題なく対応でき、サーバー・ストレージの統合を完成する事ができました。』(奈須氏)
『昨年のサーバー・ストレージの刷新で一区切りは付きましたが、まだWindows Serverベースで稼働しているファイルサーバーが残されおり、 これもQNAP Turbo NASに置き換えていくことを考えています。また、DRの対応やバックアップ環境の統合等、まだまだ課題は残っていますが、 QNAP Turbo NASの豊富な機能はこれらの課題にも柔軟に対応できると考えています。』(奈須氏)