スナップショット
スナップショットでデータの紛失を防ぐ
スナップショットを利用すれば、QNAP NASであらゆる時点のシステムの状態を記録できます。システムで予想外の状況が発生した場合、スナップショットで記録した以前の状態に戻すことができます。Storage Managerに使いやすいWebベースのスナップショットツールが付属し、任意の時点でデータを簡単にバックアップし、復元できます。重要なデータの損失を防ぎます。
すべてのQNAP NASの標準機能
QNAPのブロックベースのスナップショットは、データ損失や潜在的なマルウェアによる攻撃から保護すべく、高速で簡単なデータバックアップとリカバリのソリューションを提供します。スナップショットを使用してボリュームのデータすべてを復元することは、バックアップソースからデータをコピーして復元するよりも10倍速い方法です。スナップショット保護は、最低1GBのRAMを搭載するx86とARMベースのQNAP NASの両方に利用できます。
速い | ブロックベース | 増分バックアップ | ワンクリックで復元 |
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ext4ベースのスナップショットは、ファイルアクセスパフォーマンスにおいて、より高速かつ信頼できるソリューションです。 | ファイルレベルのランサムウェアは、そのボリュームが感染したとしてもアクセスまたは変更できません。 | バックアップと復元に必要なストレージ使用容量、帯域幅、時間を節約することができます。 | スナップショットを使用したデータ復元には数分かかります。 |
強力なストレージ & スナップショットマネージャー
スナップショット概要
プロフェショナルで詳細を主体としたインターフェイスでスナップショットを管理できます。すべてのスナップショットバージョンと最新のスナップショットの時刻が正確に記録されます。
スナップショットレプリカ
複製先、スケジュール、最終終了時刻/次回開始時刻、進行状況を含む、ボリューム/LUNのスナップショットバックアップジョブを表示できます。
スナップショット保管場所
他のNASからのスナップショットを一箇所で集中的に保存します。
スナップショットコンテンツ参照
File Station Snapshot Directoryを使用することで、すべてのバージョンのスナップショットを参照し、各種コンテンツを特定できます。
ランサムウェアの脅威を軽減
データとスナップショットを分けて保存
データストレージ容量に影響を与えない
QNAP NASは、ボリューム外にスナップショットを保存し、ボリュームの容量がスナップショットで埋め尽くされないようにします。一方、Btrfsベースのストレージデバイスでは、スナップショットはボリューム内に保存され、ユーザーデータと同じ要領を埋めてしまいます。これにより、ストレージ管理が困難になり、IT運営がリスクにさらされることになります。
保証されたスナップショット領域
仮想環境用にアプリケーションに矛盾しないスナップショットを作成
QNAPスナップショットエージェントでは、実行しているアプリケーションやデータの状態、VMware vCenter™またはWindows Server®に接続されているiSCSI LUNの状態を記録することで、QTSがアプリケーションに矛盾しないスナップショットを撮影できるようになります。QTSがLUNスナップショットを撮ると、QNAPスナップショットエージェントは以下の操作を実行します。
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Windows Server:
サーバーは、メモリ上のデータ、ログ、保留中のI/OトランザクションをLUNにフラッシュします。 -
VMware vCenter:
サーバーは、仮想マシンのスナップショットを取得します。
効率的なスナップショットレプリケーション
追加の保護層スナップショットレプリカは、変更された部分のみをコピーし、ボリューム/LUNのスナップショットを効率的にリモートサーバーに複製します。これで時間と帯域幅を節約でき、手動または定期的に実行できます。 大容量のスナップショットの物理的な移行を実現初期レプリケーションについては、スナップショットファイルのソースデータをNASから外部ストレージデバイスにエクスポートして、リモートNASに伝送できます。その後、続くスナップショット複製をネットワーク上で継続して、帯域幅と時間を節約できます。
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