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TS-431X3 & TS-431KXリリース、両者 / 従来モデルとの違いは?

2020/8/3 (QNAP) - Annapurna Labs Alpine クアッドコアプロセッサーを搭載した TS-431X3とTS-431KXがリリースされました。ここでは、両製品の特長と従来モデルとの違いを説明します。

 

10GbE SFP+、2.5GbEポート付きクアッドコア高速NAS TS-431X3を発売

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中小企業向けNASの最新モデルとして、10GbE SFP+と2.5GbEポートを搭載した「TS-431X3」を2020年7月31日にリリースしました。

TS-431X3は、クアッドコア 1.7 GHz プロセッサーと10GbE SFP+ポート、2.5GbEポートを搭載した4ベイタワーNASで、高速ネットワーク環境を展開して、ファイル共有、データのバックアップとリカバリー、仮想化ストレージのニーズを満たすことができます。

 

中小企業、スタートアップ企業向けに高速10GbE SFP+接続を搭載したクアッドコア低価格NAS TS-431KX を発売

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中小企業、スタートアップ向けNASの最新モデルとして、10GbE SFP+を搭載した「TS-431KX」を2020年6月8日にリリースしました。

TS-431KXは、クアッドコア 1.7 GHz プロセッサーと10GbE SFP+ポートを搭載した4ベイタワーNASです。みた目も「TS-431X3」と違いがわかりづらいと思いますので以下にて詳細を説明させていただきます。

TS-431X3、TS-431KXの特長、従来モデルとの比較

TS-431X3/TS-431KXは工具不要でロック可能なドライブベイが付属しいます。このため、ドライブの取り付けが簡単で、ドライブを安全かつセキュアに保つことができます。
※3.5インチHDDはネジ不要、2.5インチSSD搭載時はネジ止めをします。

 

440_1581387115_TS-431KX_Hot-swappable.pngts-x53d_drive_tray.png

 

↓ TS431X3とTS-431KXのモデル比較です。
フロント部分での外観に違いはありません。中々違いがわかりくいですが、リア部分のLANポートに違いがあります。

 

ts-431x3_ts431kx_front2.png

図 : TS-431X3、TS-431KX の比較 (フロント)

 

ts-431x3_ts431kx_rear.png

図 : TS-431X3、TS-431KX の比較 (リア)

 
スペック比較を表にまとめした。
TS-431X3 New!TS-431KX New!TS-431X2 (在庫限り)
TS-431X3 TS-431KX TS-431X2 フロント
リリース 2020年7月 2020年6月 2017年11月
CPU Annapurna Labs
Alpine AL-314 ※
クアッドコア 1.7 GHz
Annapurna Labs
Alpine AL-214 ※
クアッドコア 1.7 GHz
Annapurna Labs
Alpine AL-314 ※
クアッドコア 1.7GHz
メモリー 1x DDR3 SODIMM
標準 4GB (1 x 4GB)
最大 8GB(1 x 8GB)
1 x DDR3 SODIMM
標準 2GB (1 x 2GB)、
最大 8GB (1 x 8GB)
1 x DDR3 SODIMM
標準 2GB (1 x 2GB)、
最大 8GB (1 x 8GB)
ドライブ 4 x 3.5”/2.5” SATA 6Gb/s HDD/SSD 4 x 3.5”/2.5” SATA 6Gb/s HDD/SSD 4 x 3.5”/2.5” SATA 6Gb/s HDD/SSD
LAN 1 x 10GbE SFP+
1 x 2.5GbE (2.5G/1G/100M) RJ-45
1 x 1GbE RJ-45

1 x 10GbE SFP+

2 x 1GbE RJ-45

1 x 10GbE SFP+

2 x 1GbE RJ-45
USB フロント : 1 x USB 3.2 Gen.1 Type-A
リア : 2 x USB 3.2 Gen.1 Type-A
フロント : 1 x USB 3.2 Gen.1 Type-A
リア : 2 x USB 3.2 Gen.1 Type-A
フロント : 1 x USB 3.2 Gen.1 Type-A
リア : 2 x USB 3.2 Gen.1 Type-A
HDMI なし なし なし
メーカーの説明によると、AL-314はAL-214に比べ10GbEポート、SATAポート、PCIeレーンの数が多いですが、固定構成のTS-431X3ではこの恩恵は特にないと言えます。
TS-431X3TS-431KXのベンチマークを比較すると、大きな違いはありません。
■ TS-431X3のベンチマーク
benchmark_ts-431x3.png

QNAP ラボでテスト済み。数値は環境によって異なる場合があります。

テスト環境 :

  • NAS : TS-453D-4G
    OS : QTS 4.4.2
    ボリュームタイプ : 4 x Samsung 850 Pro 512GB SSDs, RAID 5, シックボリューム
  • クライアントPC :
    Windows 10 Pro, Intel Core i7-6700 3.4 GHz, 32GB RAM, 10GB ファイル転送
  • IOmeter :
    RAM x 4, 30-sec ramp up time, 3-min seq. run time, 2 workers, 64-outstanding
■ TS-431KXのベンチマーク
7e2588d58fa3411ee3ef11ea58e02505.png

QNAP ラボでテスト済み。数値は環境によって異なる場合があります。

テスト環境 :
IOmeter sequential performance test: 3-min length, 2 workers, 64 outstanding, 30-sec ramp up time.
NAS:TS-431KX
OS:QTS 4.4.2
ボリュームタイプ:
RAID 5; 4 x Samsung 850 Pro 512GB SSD
クライアントPC :
Intel Core i7-6700 3.4 GHz; 64GB RAM; LAN-10G2SF-MLX; Microsoft Windows 10 64bit

 

TS-431X3/TS-431KXをより快適に使うためのアクセサリー

以下のアクセサリーをオプションで使用できます。

QDA-A2AR 2

QDA-A2AR
ドライブアダプター

3.5インチドライブベイに2枚の2.5インチSSDを搭載するためのドライブアダプターで、RAID 0/1にも対応します。

4ベイNASに HDD x 3台 (RAID 5) + QDAでSSD x 2枚 (RAID 1) を搭載してQtier自動階層化環境を構築できます。

QSW-1208-8C フロント

QSW-1208-8C
10GbEアンマネージドスイッチ

10GbE SFP+ x 4ポート、10GbE SFP+/RJ-45コンボ x 8ポートのスイッチで他社製品に比べても安価です。

RJ-45ポートはNBASE-T (10G/5G/2.5G/1G/100M)対応です。

QSW-M408-4C フロント

QSW-M408シリーズ New!

L2 Webマネージドスイッチ

1GbE x 8ポート、10GbE (10G/5G/2.5G/1G/100M対応) x 4ポートのL2 Webマネージドスイッチです。

QNA-UC5G1T RJ-45ポート

QNA-UC5G1T
USB-C - 5GbEアダプター

TS-x53DやPCに5GbEポートを追加できる、USB-C - 5GbE変換アダプターです。

短いUSB Type-A - Type-Cケーブルを同梱しています。

 

どちらが おすすめなのか?

それぞれAnnapurna Labs Alpineのクアッドコアを使用し、ほぼ違いは見れませんが。。。。。

TS-431X3は、メモリーも標準で4GB(TS-431KXは標準2GB)、2.5GbEポートが標準で装備(TS-431KXはなし)

フォースメディア搭載モデルの価格では
・TS-431X3 HDD搭載モデル(ミドルクラス 1TB x 4):¥134,000
・TS-431KX HDD搭載モデル(ミドルクラス 1TB x 4):¥124,000
と1万円高いですが、TS-431X3のほうが、おすすめです。
※その他容量の価格については、各製品ページに掲載しております。(TS-431X3TS-431KX

 

2020/8/3 NS