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SMB環境における高速ネットワーク利用シナリオ

特にSMB(スモールトゥミディアムビジネス/中小企業)のユーザ様と会話していると『うちには、まだ10Gスイッチなんて不要』『高いお金を出すなら、より安価な1Gbps速度のスイッチで十分』あるいは『10Gスイッチの用途が思いつかない』などとお聞きすることがあります。

確かに、業務アプリ利用のためにサーバにアクセスする、メールやメッセージのやり取りをする、クラウドにアクセスする、インターネットを使うといった用途であれば、高速ネットワークに必要性を感じないかもしれません。

 

しかしながら下記状況に目を向けていただくと、高速ネットワークスイッチの導入は充分に検討する価値があると言えます。

 

1)ユーザの生成するデータは年々大容量化してきています。画像や動画、プレゼンテーション用のファイル等、1ファイルだけでも数十MB以上なんていうのもざらに見られます。データ保護やユーザ間での効率的なデータ共有などを考えた場合、こういったデータはNAS / ファイルサーバに保存しておくことがベストな方法のひとつです。データが集約されていくNASへの高速アクセス要求は年々高くなっています。

 

2)クライアントPC/サーバ側で利用可能なポート転送速度も年々高速化してきています(例えば、2.5/5.0/10 Gbpsイーサネット、USB3.2、Thunderbolt3といったポート)。

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   因みにQNAPでは(ノート)PCやサーバを高速化するアクセサリーも提供しています。

     アクセサリー — 株式会社フォースメディア (forcemedia.co.jp) 

 

3)QNAP社はこれらNASとクライアント間でのデータ通信を高速化するために、他メーカと比べて安価にソリューションの提供をしています。価格がオープンプライスのため具体的な価格を掲載出来ないですが、実際にインターネット検索していただくと、リーズナブルな価格に納得できると思います。

      続々と登場するQNAPのネットワーク製品


これだけの条件が揃えば、高速ネットワークスイッチを中心とした、データ転送プラットフォームを導入することは機を熟し始めているのではないでしょうか。


ここからは、SMB環境における利用シナリオをいくつか掲載します。

QSW-M2108シリーズ(10G x 2ポート / 2.5G x 8ポート)をエッジスイッチとして、QSW-M1208-8C(10G x 12ポート)をコアスイッチとして構成しています。

高速インターフェイスを持つNASやサーバ類は10Gbpsポートに接続します。PC類は2.5Gbpsインターフェイスを持っていて、且つ既にカテゴリー5e以上のケーブルを利用中であれば、簡単に速度をアップグレードすることができます。

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