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VMware ESXiサーバ用データストアNAS設定の流れ

2022/4/20(QNAP) - VMware ESXiサーバ用データストアとしてQNAP NASを利用する際の実際の設定方法を複数回に分けて紹介していきます。まず第1回目は全体の流れについて説明いたします。

ESXiサーバからQNAP NASをマウントする時に利用できるプロトコルはNFSとiSCSIの2種類あります。それぞれの設定方法に分けて説明をしますので必要な方をお読み下さい。



1.     NFSプロトコル利用時の設定の流れ



1-1. vSphere Client Pluginをインストールする

これはvSphere Client画面からQNAP操作を行うためのものです。便利ですが、利用は必須ではありません。このプラグインを利用するためにはvCenterが必要となります。今回の一連の流れでは、vCenterとこのプラグインを利用しない構築方法で説明していきます。プラグインをご利用したい方のためにいくつか参考資料をご紹介しておきます。

4-20ページでプラグインのインストール及び利用方法を説明

qnap_vmaware_manual.pdf (forcemedia.co.jp)

iSCSI利用時のプラグインによる設定方法を説明しています。英語版の動画ですが、設定のイメージが理解できるかと思います。

How to Install VMware's vSphere Plugin on your QNAP NAS | QNAP


1-2. VAAIプラグインをインストールする

ESXiサーバの負荷の一部をストレージにオフロードするためのものです。これもインストールは必須では無いですが、インストールすることをお勧めします。

インストール方法はこちらのブログでも説明しています。VAAI NFSプラグインのインストール手順


1-3. QNAP NAS側で共有フォルダを作成して、ESXiサーバからNFSマウントをする

設定方法はこちらのブログで説明します。ESXiサーバからQNAP NASをNFSデータストアとして利用する手順


1-4.  NAS2台構成時にレプリケーションを設定

設定方法はこちらのブログで説明します。また、障害時を想定した切り替え/切り戻し手順もこちらで説明しています。QES/QuTS heroのSnapSync機能によるVMのレプリケーション方法(NFSマウント時)



2. iSCSIプロトコル利用時の設定の流れ

*iSCSI利用時はVAAIはビルドインされていますので、NFSのように別途プラグインインストールは不要です。


2-1. vSphere Client Pluginをインストールする

これはvSphere Client画面からQNAP操作を行うためのものです。便利ですが、利用は必須ではありません。このプラグインを利用するためにはvCenterが必要となります。今回の一連の流れでは、vCenterとこのプラグインを利用しない構築方法で説明していきます。プラグインをご利用したい方のためにいくつか参考資料をご紹介しておきます。

4-20ページでプラグインのインストール及び利用方法を説明

qnap_vmaware_manual.pdf (forcemedia.co.jp)

iSCSI利用時のプラグインによる設定方法を説明しています。英語版の動画ですが、設定のイメージが理解できるかと思います。

How to Install VMware's vSphere Plugin on your QNAP NAS | QNAP


2-2. QNAP NAS側でLUN作成及びiSCSI関連の設定をして、ESXi側からマウントをする

現時点では設定手順に関するブログ記事は作成していませんが、QNAPから次のようなドキュメントも発行されているので参考になります。

Set_up_a_VMware_ESXi_Datastore_via_iSCSI_with_QNAP_Enterprise-Class_ES_NAS_jp.pdf


2-3. NAS2台構成時にレプリケーションを設定

設定方法はこちらのブログで説明します。QES/QuTS heroのSnapSync機能によるVMのレプリケーション方法(iSCSIマウント時)

また、障害時を想定した切り替え/切り戻し手順はこちらで説明しています。


以上、設定の大まかな流れです。詳細設定方法については、それぞれのリンク先にある記事をお読みください。


2022/4/22 TS