TS-453BU-RP
後継製品 : TS-453DU-RP
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拡張用PCIeスロットを装備したラックマウントNASの新定番
ハードウェア暗号化に対応したIntel Celeronクアッドコアプロセッサー、4GBメモリー (最大 8GB)、4つのギガビットイーサネットポート (1000BASE-T) を搭載し、中堅・中小企業のファイルサーバー、バックアップなど、幅広い用途に使える一台です。拡張用PCIeスロットを装備し、M.2 SSDキャッシュ、10ギガビットイーサネット接続などの機能拡張も可能です。
製品の特長
- AES-NIハードウェア暗号化に対応したIntel Celeronクアッドコア 1.5GHzプロセッサー、4つのギガビットイーサネットポート (1000BASE-T) を搭載し、AES 256ビット暗号化時に最大336MB / 秒のスループットを実現します。
- 拡張用PCIeスロットを使って、M.2 SSDキャッシュ、10ギガビットイーサネット接続 (10GBASE-T、SFP+)、ワイヤレス接続など、用途に応じた機能拡張が可能です。
- 拡張エンクロージャー (UX-1200U-RP、UX-800U-RP) を1台接続して、容量を拡張できます。また、VJBOD (仮想JBOD) 機能を使えば、他のQNAP NASの未使用ストレージ容量を使って容量を拡張できます。
- SSDとHDDを併用する場合、独自のQtier技術により、ストレージの自動階層化を実現します。頻繁に使用される「ホット」データを高性能ストレージ階層に自動的に移動し、アクセス頻度の少ない「コールド」データを安価で容量の大きいドライブに移動することで、フラッシュへの投資を抑えながらパフォーマンスを向上させることができます。
AES-NI暗号化付きIntel Celeron J3455クアッドコア 1.5GHz CPU
TS-453BU-RPは、最新の14 nm Intel Celeron J3455クアッドコア1.5GHzプロセッサ (最大バースト2.3 GHz)、最大8GB DDR3L RAM、4つのギガビットLANポート、SATA 6Gb/s を搭載しています。また、最大369 MB/秒の読み取り・書き込み速度でタスクをスムーズかつ素早く実行します。TS-453BU-RPは、Intel AES-NIアクセラレーション暗号化を搭載し、完全なNASボリュームおよび共有フォルダーの両方に対してAES 256ビットの暗号化で最大336 MB/秒の転送速度を実現します。これにより、NASに保存されている企業の極秘データの機密性を確立しつつシステムパフォーマンスを向上します。
QNAPラボでテスト済み。数値は環境によって異なることがあります。
テスト環境:
NAS: TS-453BU-RP
OS: QTS 4.3.3
Volume type: RAID 5; 4 x Seagate ST1000NM0033-9ZM173, 4GB RAM Client PCs: Intel Core i7-4770 3.40GHz CPU; DDR3L 1600Hz 16GB; WD 1TB WD10EZEX; Intel Gigabit CT (MTU 1500); Windows 10 64-bit
PCIe拡張でNASの機能性を拡張
TS-453BU-RPにはPCIe拡張スロットがります。このため、NAS機能性および利用できるアプリケーションの拡張において柔軟性を提供しています。QNAP QM2カードを取り付けることで、M.2 SSDキャッシング/10GbE接続性を提供することや、対応ワイヤレスネットワーク カードを取り付けることでワイヤレスアクセスポイントとしてTS-453BU-RPを使用することができます。または、USB 3.1 10Gpbsカードを取り付けることで、TS-453BU-RPのUSB接続性を向上することができます。
QM2拡張カードはNAS機能性を再定義します
QNAPのQM2は、デュアルM.2 SSDスロットおよび10GbE接続性*(個々のカードは機能性が異なることがあります) を搭載しているPCIe拡張カードです。これにより、SSDキャッシングを簡単にセットアップでき、Qtier自動階層化テクノロジーを有効化してNASパフォーマンスを最適化することができます。10GbE対応モデルは、10GbEネットワークとの使用に対してTS-453BU-RPを将来でも使用することができます。専用の冷却モジュールを装備したQM2は、最も高度なワークロードのタスクが課せられても高いパフォーマンスを維持することができます。
*10GbE接続付きの選ばれたモデルは、5GbE/2.5GbE/1GbE/100MbEネットワークと下位互換性があります。
SSDキャッシュ アクセラレーション
TS-453BU-RPは、SSDキャッシングをサポートしています。ユーザーは、ドライブベイ1 およびベイ2にSSDを取り付けることで、ストレージボリュームのIOPSパフォーマンスを向上することができます。IOPSを要求するアプリケーションの全体的なワークフローを改善するのに理想的です。また、HDDとSSDを組み合わせることで、最適なコストとパフォーマンスを実現することができます。Qtier自動階層化テクノロジー (現在は、「オンデマンド アロケーション プライオリティ」をサポート) とともにユーザーは、ストレージ割り当てをカスタマイズすることで、システム環境やアプリケーション要求に最適に合わせることができます。
QRM+: ネットワーク接続されたコンピューティングデバイスの集中化管理ソリューション
QRM+ は、ITチームおよびネットワーク接続されたコンピューティングデバイス向けに設計されたQNAPの集中管理ソリューションです。これは、ネットワークにおいて全ての重要なコンピューティングデバイスの検出、マッピング、監視、および管理を行うための単一ポイントソリューションを提供し、グラフィカル トポロジーダイアグラムによるデバイスの検出を支援します。QRM+はIPMI 2.0をサポートしています。特定のIPMIデバイスにリモートKVM (キーボード、ビデオ、マウス) を提供し、KVM録画および再生を使用して全てのアクションのトラッキングをサポートします。WindowsおよびLinuxデバイスにQRMAgentを取り付けることで、QRM+管理インターフェイスでシステムの状態を表示することができます。NAS上でQRM+を使用する集中管理により、ITインフラストラクチャおよびデバイスセキュリティが向上され、トラブルシューティングやネットワークリソースのパフォーマンス分析が大きく簡素化されます。
データバックアップ、リカバリ、同期
Hybrid Backup Syncは、 NASから複数のローカル、リモート、クラウドストレージスペースに簡単かつ安全にバックアップを行うためのデータバックアップ、ファイル同期、障害復旧に対して万能なソリューションを提供します。システムクラッシュまたは致命的なハードウェア障害が発生した場合には、これらのストレージ容量からデータを素早く復元することで、ダウンタイムを最低限に抑え、全体的な損失を低減させることができます。Hybrid Backup Syncは、RTRR、rsync、FTP、SMBプロトコルからクラウドストレージに対する一方向同期、またはリモートNAS/クラウドサービスによるNASの双方向同期にクラウドストレージを活用します。
IoT時代を対象としたQTS-Linuxデュアルシステム
TS-453BU-RPのQTS-Linuxデュアルシステムは、QNAPの高度な仮想化テクノロジーに基づいています。TS-453BU-RPの革命的なアーキテクチャにより、ユーザーはQTS App Centerから豊富なアプリをダウンロードできるだけでなく、Linux用のIoTパッケージの開発または利用を行うことや、HDMI出力を使用して表示することができます。TS-453BU-RPを使用することで、TS-453BU-RPにおいて、さまざまなIoTパッケージをオンデマンドで開発および取り付けでき、データを集中的に保存することができます。これにより、安全なプライベートストレージおよび開発ソリューションからの恩恵を得ることができます。
仮想化環境のデータストア
TS-453BU-RP は、VMware およびCitrixをサポートしているiSCSI/IP-SANストレージです。また、Microsoft Hyper-V およびWindows Server 2012 R2と互換性があり、仮想化環境における柔軟な展開および管理のニーズを満たします。TS-453BU-RPは、VMware VAAIおよびMicrosoft ODXをサポートし、サーバーの負荷を開放することでパフォーマンスを増大させています。また、仮想化アプリケーションにおいて優れた操作効率および管理性を実現することでQNAP vSphere ClientプラグインおよびQNAP SMI-Sプロバイダーをサポートしています。
仮想マシンおよび集中化アプリケーションのホストのためのストレージ
Virtualization Stationを使用することで、TS-453BU-RPで仮想マシン (VM) をホストでき、WebブラウザーまたはVNCからアクセスすることができるようになります。Virtualization Stationは、複数のオペレーティングシステム、高速VM作成、VMバックアップおよび復元、VMインポート/エクスポート、スナップショット、VMを集中管理するためのデバイス管理をサポートしています。Virtualization Stationにより、TS-453BU-RP、VMおよびコンテナーは同じLANポートを共有できるようになります。高速仮想スイッチは、物理ネットワーク パフォーマンスにとらわれることなく、VM、コンテナー、およびNAS間のデータ転送を内部インターフェイスから大幅に増大することができます。また、TS-453BU-RPは、LXCおよびDocker軽量仮想化テクノロジーを統合する、Container Stationを採用しています。複数の分離LinuxシステムをTS-453BU-RPで運用することや、内蔵のDcoker Hub Registryからアプリをダウンロードすることも可能です。Containers Stationは、QIoT Containersプラットフォームをサポートしており、お使いのプライベートIoTクラウドにおいてIoT環境を素早く構築して展開することができます。
VPNおよびプロキシ サーバーによる安全なアクセス
新しいQVPNアプリは、VPNサーバーとVPNクライアント機能を組み合わせています。QVPNを通して、TS-453BU-RP はL2TP/IPsec、OpenVPN、PPTPサポートのあるVPNサーバーとして使用できます。これにより、プライベートローカルネットワーク内で共有されたデータに安全にアクセスできるようになります。TS-453BU-RP は、VPNクライアントとして使用することで、安全なデータ転送を行うためにPPTPやOpenVPNから、その他のVPNサーバーまたは仮想プライベートネットワークに接続することができます。VPNクライアントを使用することで、お使いのNASは複数のサーバーに同時に接続することができるようになります。ご家庭で、お使いのNASやVPNサーバーにデバイスを接続することで、LAN上のデータにアクセスできます。また、NAS上のVPNクライアントから、HD Stationを使ってNetflixやHuluなどの地域制限のあるサービスにアクセスするために、国際的なVPNサーバーに接続することができます。TS-453BU-RP は、さまざまなVPNオプションを提供し、データ転送の安全を支援します。
QTS – 最も優れ、直観的に使用できる NASオペレーティング システム
モジュールで構成された複数のアプリケーションおよび機能を搭載したQTSでは、管理効率、個人の生産性、マルチメディアなどが強化されています。また、新しいインテリジェント エージェントサービスが追加され、システム操作および管理が簡素化されています。ユーザーフレンドリーなQTSには、インテリジェントデスクトップが搭載されています。これにより、必要な機能の素早い検索、重要なシステムの情報のリアルタイム監視が行え、より優れた作業効率で同時に複数のタスクを実行するために複数のアプリケーション ウィンドウを開くことが可能になります。また、内蔵App Centerでは必要に応じてアプリをインストールして利用でき、NASの機能性を拡張することができます。QTSは、デバイス、プラットフォーム、地理的な障害を取り除き、最適なクラウドエクスペリエンスをもたらし、高度な機能を組み込んでいます。
Qfilingにより、ファイル構成を自動化
Qfilingでは、複数のフォルダーに広がったファイルのソーティングを行うためにファイル構成を自動化します。これにより、重要なファイルの検索に必要な時間を短縮することができます。ユーザーはファイルを分類し、ファイルの状態を特定して、定期的に実行するファイル処理タスクをスケジュール設定することができます。「Recipe」機能を使用することで、ユーザーは「専用レシピ」として頻繁に使用するファイリング状態を保存できます。そして、次のQfilingタスクは、そのレシピを使用してワンクリックで実行できます。
優れたオーディオビジュアルを体感できる4K HDMI出力
進化した第9世代Intel HD Graphicsを採用しているTS-453BU-RPは、デュアルチャンネル 4K H.264/H.265ハードウェアデコードおよびリアルタイムトランスコーディングをサポートしています。そのため、複数のデバイスでスムーズに再生できるユニバーサル形式にビデオを変換することができます*。QNAP Linux Stationは、Ubuntu OSと統合されています。このため、Plex Media Server、KMPlayer、LibreOfficeおよびVLCといった複数の多目的のアプリをUbuntuソフトウェアセンターからダウンロードしてインストールすることができます。また、QNAPのHD Stationを使用することで、HD PlayerまたはPlex Home Theaterなどのサードパーティのプレイヤーを使用してマルチメディアを直接楽しむことができます。TS-453BU-RPをHDTVまたはA/V受信機に接続することで、最大4Kの解像度でビデオ鑑賞を楽しむことができます。また、オプションの赤外線リモコン (RM-IR004) を使用することで、マルチメディアの使用を便利にコントロールすることができます。
*TS-453BU-RPのハードウェアは、H.264/H.265ハードウェアでコーディング、エンコーディング、およびトランスコーディング機能を提供します。ただし、再生の画質は、再生ソフトウェア、ファイル形式、システムの使用率、および利用できる帯域幅などの要因によって変化することがあります。
ワークフローを自動化するIFTTT Agent
IFTTT (If This Then That) は現在、最も人気のあるWeb自動化サービスのひとつです。QNAP IFTTT Agentを使用することで、より優れた自動化および生産性向上を実現するために、ほぼ制限なしのNAS関連のアプレットをIFTTT Webサイトで作成することができます。例えば、「新しい写真 (Android Photosサービスを使用)」としてトリガーや、「URLをQNAP NASにダウンロード (QNAPサービスを使用)」としてアクションを設定すると、お使いのAndroidデバイスを使用して撮影された写真すべてが自動的にTS-453BU-RPにダウンロードされます。IFTTT Agentでは、TS-453BU-RPが、これまで以上に賢くなります。
コミュニケーション ワークフローを向上するための集中化された電子メールおよび連絡先管理
電子メールや連絡先情報というものは、複数のコンピューター、デバイス、およびアカウントに広がっていると管理が容易ではありません。また、アカウントの解約やデバイスの不具合/損失などにより、重要な電子メールまたは連絡先情報が失わることや、アクセス不能になることは言及するまでもありません。QNAP QmailAgentおよびQcontactzは、電子メールや連絡先情報の集中的な保存と管理を支援します。これにより、いつでも、あらゆるデバイスから、これらの情報にアクセスできるようになります。また、強力なQsirch検索エンジンを使用することで、特定の連絡先および電子メールをいつでも簡単に見つけることができるようになります。
年中無休のセキュリティを提供する包括的な監視ソリューション
Surveillance Stationは、プロフェッショナルなネットワーク監視ビデオ管理システム (VMS) です。ユーザーフレンドリーな管理インターフェイス、3,000を超える対応IPカメラ モデル、拡張可能IPカメラ チャンネルライセンスを提供します。また、リアルタイム監視、ビデオおよびオーディオ録画、幅広いカスタマイズ可能な設定での再生をサポートしています。また、お使いのiOSまたはAndroidデバイスにVmobileアプリをインストールすることで、いつでも、どこでも監視チャンネルを管理することができます。またはVcamモバイル アプリをインストールして、お使いのデバイスをネットワーク カメラへと変身させ、TS-453BU-RPにすぐに録画を行うことができます。TS-453BU-RPでは、4台分のIPカメラライセンスを無料で提供しています。また、追加ライセンスを購入することで、最大40チャンネルまで拡張することが可能です。
全く新しいQVR Pro監視ソリューション
TS-453BU-RPは、QNAPのプロフェッショナルなQVRシステムをQTSオペレーティングシステムへと統合するQVR Pro (Beta)をサポートしています。NAS上の監視データに、専用の独立したストレージ容量を割り当てることや、QTSのスケーラビリティおよびストレージ管理性を活用することができます。QVR Proは、柔軟な監視インターフェイスを備えています。これを使用することで、IPカメラのバランスや監視ビューの調整が可能になります。また、ライブ監視モードにおいてインスタントビデオ検索およびクイックビュー特定を提供する、アップグレード済みタイムライン機能をサポートしています。さらに、ウィンドウを切り替えることなく、監視ビューおよび画像の再生が可能になります。バッチ追加、カメラ編集、別のLAN上のカメラの検索などの追加機能により、完全な監視システムの展開および保守の時間とコストを節約することができます。新しく展開したQUSBCam2では、ONVIFネットワークカメラとしてUSBカメラを使用することができます。TS-453BU-RPに接続することで、ソフトウェアをインストールすることなく、リアルタイムのイメージを表示することができます。QVR Proにより、再生用に録画を保存することができ、最低限の予算で監視システムを構築することができるようになります。
ストレージ容量を簡単に拡張
QNAP拡張エンクロージャーの追加以外にも、TS-453BU-RPのストレージ容量は、VJBODを使用することで増大できます。VJBODを使用することで、その他のQNAP NAS*のストレージ容量を、仮想ディスクとして使用できます。これは、共有、アプリケーション、または別のLUNの作成を行うために、TS-453BU-RP上のローカルディスクとしてマウントすることができます。QTS Storage Managerを使用することで、NAS容量拡張やストレージ拡張エンクロージャー管理の処理を簡単に行うことができます。QJBOD Express (JBODエンクロージャー ローミング)** のサポートにより、ネットワーク接続なしで、JBODエンクロージャーから別のQNAP NASにデータを移行することができます。
QNAP拡張エンクロージャーを接続して利用できるドライブの最大数:
QNAP NASモデル | 拡張エンクロージャー | 拡張エンクロージャーの数 | 合計HDD数 (NAS + エンクロージャー) |
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TS-453BU-RP | UX-1200U-RP | 1 | 16 |
UX-800U-RP | 1 | 12 |
* リモートQNAP NASは、iSCSIおよびStorage Poolsをサポートし、QTS 4.2.1 (またはそれ以降) を使用する必要があります。最大8台のリモートNASユニットをマウントできます。
** 別の静止ドライブまたはストレージ プールをUX拡張ユニットで作成する必要があります。
注意: QNAP拡張エンクロージャーは、表示されているUSBポートを使用してマウントすることはできません。