Hybrid Backup Sync (HBS 3) version 14.0.1215(以下ver.14) で何が変わったのか、色々触ってみました。
目次
1.新機能① アクティブ同期ジョブが、Rsyncプロトコルをサポート
2. 新機能② RTRRサーバーは、ローカルNASアカウントでのアクセスをサポート
3. 新機能③ QuLogCenterから詳細な検索が可能に
4. 新機能④ ローカルジョブは、指定された着信ジョブの後に実行するようにスケジュール可能に
5. 機能強化
6. 修正点
7. まとめ
1.新機能① アクティブ同期ジョブが、Rsyncプロトコルをサポート
従来では、『アクティブ同期ジョブ』を選択しても、リモートRsyncサーバーがサポートされておりませんでしたが、サポートされるようになりました。
※上図は拡大できます。
※『アクティブ同期ジョブ』とはリモートにあるデータをからローカルへ移行することです。
2. 新機能② RTRRサーバーは、ローカルNASアカウントでのアクセスをサポート
従来では、『RTRRサーバー』ではアカウント設定が必要でしたが、ローカルNASアカウントで使用できるようになりました。
※上図は拡大できます。
※『RTRRサーバー』(リアルタイムリモートレプリケーション)とは、2か所間でのリアルタイムデータ複製、定期データ複製、1方向データ同期、双方向データ同期を提供します。
3.新機能③ QuLogCenterから詳細な検索が可能に
Version 13では、『システムログ』からの閲覧でしたが、Version 14から『QuLog Center』から詳細な検索ができるようになりました。
・従来
・ver.14
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『アラートログ』を押下 |
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『QuLog Center』が起動、 アプリケーションで『HybridBackupSync』を選択 |
※上図は拡大できます。
※QuLog Centerでは、アプリケーション選択以外にも詳細な検索が行えます。
4.新機能④ ローカルジョブは、指定された着信ジョブの後に実行するようにスケジュール可能に
下図のように着信ジョブの後に、ローカルジョブを実行できるようになりました。
この機能により、双方でのジョブが衝突するような事態がなくなります。
5. 機能強化
-ジョブレポートに表示される情報が改善されました。
-ジョブレポートに過去のジョブ実行のステータスを追加しました。
-実行中のジョブは、より詳細な情報を表示するようになりました。
-受信ジョブリストには、QuDedupを有効にしたジョブも表示されるようになりました。
6. 修正点
-クラウドサービスとNASで双方向同期ジョブを作成し、クラウド上のファイル削除 ⇒ ゴミ箱から復元された場合、NAS上のそれらのファイルも削除され、後で復元されませんでしたが、クラウド上でゴミ箱から復元されればNAS上でも復元されるようになりました。
7. まとめ
Hybrid Backup Sync (HBS 3)は、QNAPでは代表的なアプリケーションとなります。機能充実なのに無償で使えるところが大きなメリットとなります。
今後もHybrid Backup Sync (HBS 3)は随時アップデートされ、より使いやすくなっていくと思います。
フォースメディアで購入すると、Hybrid Backup Sync (HBS 3)についてのサポートも行っております。
不明点あればご連絡いただければと思います。
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2020/12/25 NS