スマートモーション検知

誤警報を防止して正確な人物検知を実現

従来の動体検知はピクセルの変化や背景モデリング、動きのベクトル検出に大きく依存していたため、木の揺れや昼夜モード切り替え、雲の動き、人物以外の動物の出現などを検知し誤った警報を発報する可能性がありました。
VIOVOTEKのスマートモーション検知はこのような誤警報を防ぎ、より正確な人物検知の実現を可能にしました。

VIVOTEKのスマートモーション検知では、誤警報の数を最小限に抑えるよう初期設定されています。インストールに必要な時間と構成エラーが発生する可能性を減らすころができるため、特別な知識なく正確なモーション検知の仕組みを実現することができます。
面倒な構成タスクや現場での調整作業を必要としないため、あらゆる監視シーンに簡単に適用することができます。

正確な人物検知

VIVOTEKの監視分野での豊富な経験と膨大な画像データベースを活用して、ニュートラルネットワークを利用し人の形を検知するエンジンを開発しました。
人のシルエットデータベースとディープランニングにより、監視エリア内の人の形を即座に認識します。

- 人物検知の特徴

• 人の動きのみを識別しイベントトリガーとして機能
• 植物の揺れ、車両の通過、動物の動きなどはイベントトリガーとしない
• 細かいイベントトリガー設定不要
• 誤警報の防止

従来のモーション検知：
人以外の動きもトリガーとしているため誤警報が多く、アラームを示すタグが複数回表示されている

スマートモーション検知：
人の動きのみを識別しトリガーを生成するので、誤警報が少なく正確な人物検知が可能

高精度な車両検知

さまざまな照明条件下でも検知可能

スマートモーション検知のディープランニングアルゴリズムは、昼や夜、その他さまざまな照明条件のシナリオのデータベースから構築されているため、ユーザーが撮影した映像をすばやく識別し適応することができます。
時間帯によって変化する照明条件に合わせてモーション検知の感度を調整する必要がないため、より容易に、正確なモーション検知を実行することができます。
　

- あらゆる照明条件に対応

• 高コントラストの太陽の下
• 屋内の照明下や照明のない環境
• 車両のヘッドライトにより引き起こされる誤った警報
• その他様々な潜在的な照明条件
  

高度なタイムフィルタリング

対象物の動きをトリガーとした場合に、最小アクティビティ期間とアクティビティマージ間隔の2つのパラメーター設定によって、誤警報の少ないより正確なモーション検知が可能です。

• 最小アクティビティ期間

動きの速いオブジェクトはイベントトリガーと見なさない場合、ユーザーは最小アクティビティ期間を、イベントがトリガーされる前にオブジェクトが検出領域に留まらなければならない秒数に設定できます。

• アクティビティマージ間隔

単一のオブジェクトによってトリガーされたモーションを分離できる最大秒数で構成できます。短時間に複数のモーションが発生した場合に、それらのモーションを一つのイベントとして捉えることで、複数の不連続なモーションを1つのアラームに統合することができます。
細かく不連続な動きが検知された場合でも、何度もアラームが発報されることなく利用することができます。

直感的なインターフェイス

フレーム内のオブジェクトのサイズに依存する従来の構成アプローチを改善し、モーションアクティビティが時間軸に沿ってリアルタイムでどのように変化するかを表示する直感的なインターフェイスを提供します。
これにより、現在の設定でシーン内の動きを正確に検出できるかどうかを明確に把握することができます。

カメラによって収集された活動データは、グラフで一ひと目で確認することができます。
ユーザーは、一定期間に収集した履歴データを監視・比較できるだけでなく、グラフィカルなインターフェイスを使って、モーション検知のパラメーターを簡単に調整することができます。

人物検知機能を使用しないことを選択した場合、画面上のアクティビティを観察しながら、検知しきい値を変更することができます。
アクティビティチャートは、X軸全体で60秒の期間をカバーしています。 Y軸は、視野内のアラームが発生したピクセルの割合を示します。このようにして、ユーザーは適切なモーション感度が設定されているかどうかを確認できます。

サポート対象モデル